コラム:サントン人形の魅力

第14回: 切手(1)

 今回はちょっと珍しいサントン人形の切手をご紹介します。フランスの切手です。

サントン人形の切手、表紙

 切手はセットになっていて、写真のような紙の表紙がついています。 「プロヴァンスのサントン人形」と書いてあって、 「Personnages Célèbre」 とも書いてあります。 「有名なキャラ」との意味のようです。 1995年発売というから20年以上も前のものですね。

デザインもちょっと変わっています。 人や動物のような形をしたものが白抜きになっています。 しかもその周りがギザギザで。。 なんでこのようなデザインなんでしょう?

ひっくり返して裏も見てみましょう。

サントン人形の切手、裏表紙

 こちらが裏表紙です。 「20,40F」というのは、切手セットの値段。 20.4フランです。 まだユーロが導入される前の通貨、フランス・フランでの表示です。

「Carnet de 6 timbres-poste surtaxés au profit de la Croix-Rouge Française」 とも書いてあります。 6枚の切手の冊子のようです。 「surtaxés au profit de la Croix-Rouge Française」 とあるので、フランス赤十字社への寄付がついた切手のようです。

デザインは表表紙と似ていますね。 というか、ちょうど白い部分と黒い部分が正反対になっています。

。。。なるほど! やっと表紙の人の周りのギザギザの意味が解りました。 切手を切れ目にそって切るとギザギザになりますが、この意味だったんですね! なかなか凝ったデザインです。

では中身を見てみましょう。

サントン人形の切手、綴り

全体はこのようです。 6枚セットと書いてあったのに8枚ありますね。 これ、左側の2枚はおまけのイラストでした。

サントン人形の切手、おまけ

イラストの部分、拡大するとこのようです。 ちょっと長くなりそうなので、残りは次回に。。


  • このエントリーをはてなブックマークに追加